風呂敷の由来やデザイン、日本人の知恵などをお伝えしています。

風呂敷とは

「包む」「結ぶ」「運ぶ」「覆う」「纏う」
風呂敷とは物を包んだり運んだり収納するために使われてきた方形布帛ですが、単に道具というだけでなく、日本の文化と知恵を伝えてきた美しい布です。

風呂敷の歴史

タイトル書き出し
なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part1風呂敷の歴史は、その名前の変遷の歴史でもあります。現存する最古の包み布は、奈良の...

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なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part2物を包む布は、奈良時代から平安時代にかけては平包みと呼ばれました。平包みは、最も...

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なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part3平安時代の絵には、女性が衣類を布に包んで運ぶ様子が描かれているものがあります。 ...

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なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part4風呂敷の名前の由来である風呂は、6世紀頃、仏教伝来とともに日本に伝わりました。当...

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なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part5鎌倉時代、室町時代も、施浴は盛んでしたが、次第に汗を流し、清潔にするための入浴に...

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なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part6江戸時代には銭湯が増え、17世紀初頭には、江戸の町ごとに風呂があるといわれるほど...

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なぜ名前が風呂敷となったのでしょう? part7風呂で使われなくなった風呂敷ですが、商業の発達とともに、商人に多用されるようにな...

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風呂敷の知識

風呂敷の文様


風呂敷のサイズ

中幅 45cm

熨斗袋を包む袱紗の代わりに。

一尺三寸幅 50cm

お弁当包み、ポーチ、など幅広い用途に。

二幅 68cm

最も普及しているサイズで、贈答品の包みに向く。

二尺幅 75cm

二幅と同様に贈答品等の包みに向く。

二四幅 90cm

バッグやストール、一升瓶1本やワインボトル2本包みも。

三幅 105cm

大きな荷物、バッグ、テーブルクロス等。

四幅 128cm

座布団3~4枚やソファーカバーなど。

五幅 約 175 ~ 180cm

座布団5~6枚やこたつの上掛けに。

六幅 200 ~ 205cm

ふとん一組やベッドカバーに。

七幅 230 ~ 238cm

ふとん二組が包めるサイズ。

風呂敷サイズ

風呂敷の素材と取り扱い

風呂敷の素材は大別すると、正絹、化学繊維、綿のものがあります。
それぞれに良さと特徴があるので、用途や場面により使い分けると良いと思います。

素材特徴
正絹

結納、結婚、正式な儀礼にあつらえたり、改まった席やご進物に使用します。
叙勲受章やご出産の記念品や引き出物などにも使われます。
水に濡れると縮むので濡らさないように気をつけてお使いください。

縮緬

表面にしぼ(畝)があり、しなやかな風合です。

綸子

滑らかで光沢がある生地です。

紬糸で織られ張りがある素材です。

薄く軽やかな夏の素材

化学繊維

値段が手ごろで皺にならず、丈夫で水に強い素材です。

ポリエステル、レーヨン、アセテート、ナイロンなどがあります。
レーヨンだけは水に濡れると縮みますので気をつけてお使いください。

木綿

丈夫で洗濯も可能で使い勝手がよい素材です。
サイズも色柄も色々種類があるので、気軽に使っていただけます。

包み方

風呂敷のコーディネート